Koichiro Yamamoto
「Horizontal Series」の2006年バージョンは、シャッターペインティング。地球温暖化により沈んでしまうこの街の未来を描いた。「楽しくてかわいい」を装いながらも、毒をちりばめる。
筑波山上空には、テポドン2号が優雅に飛び、人気者だったニモは巨大化しニンゲンを襲う。シャッターの特性を利用して、海水面の高さをそろえるように上げると、100年後の姿が現れる。産工業の象徴であるロケット爆弾と煙突の煙は隠れ、森と広い空が残る。
koichiro yamamoto 2006