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Koichiro Yamamoto

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こどもまちづくり委員会のぼりとまちなかアートフェスティバル2008

こどもまちづくり委員会写真

のぼりとまちなかアートプロジェクトに参加するのは、今年で3年目。ほんの少しの不安と、大きな期待を持って半年も前から企画立案に取りかかった。

過去2年間で作り上げた商店街や小学校との関係を生かし、何か大きなことができないか。過去2つのプロジェクトよりもっと多くの人たちを巻き込み、「他人ごと」を「自分ごと」に変える仕掛けが考えられないか。

そんな思いをカタチにしたのが、この「こどもまちづくり委員会」である。

まちを歩けば、過去2年間で作り上げた、目には「見えない何か」が、今もまちの中で生き続けているのを感じ、居心地のよい時間と空間が、そこにはあった。

その「見えない何か」に助けられながら、子供たちとその両親、小学校関係者、商店主、まちのひとなど、プロジェクトを通じて今年も多くのひとと出会い、触れあうことができた。

心温まるメッセージに愛を感じ、たくさんの笑顔が幸せな気持ちにさせてくれた。

「見えない何か」。

つまり、ひとと人との間にある壁を取り払い、あるいは隙間を埋めてくれるもの。それが笑顔を生み、まわりをも笑顔に変えていく。この「見えない何か」が根付いていけば、まちもひとも劇的に変化するはずだ。

いろいろなまちで、笑顔の花を咲かせる「花咲かじいさん」になろう。頭の中で、ぼんやりとしていたことが、はっきりと見えた。思いがけず、自分自身を受信した2008年夏だった。

しかし、子供たちのパワーはスゴイ!子供たちの絵の力には、本当に助けられた。1051人のこどもたち、ありがとう。

山本耕一郎 2008